竹田青嗣「現象学は<思考の原理>である」(ちくま新書)。続きを読んだ。
目の前になにかがあって、それが林檎であると確信する。これが現象学的還元。客体として林檎があって、それが目に映るとはしない。確信(信憑)こそがキーワードらしい。
資本主義と国民国家の矛盾に言及する。マルクスはばっさり、ポストモダンもばっさり。ポストモダンは、否定のための思想で、建設的じゃないとのこと。ハーバーマスやローティを持ち出して、これまたばっさり。建設的だが、理想主義だと。
で、イデオロギーの次は、言語。観念ではなく、言語を扱う言語哲学のスコラ状態をばっさり。そして次は?
面白いんだけど、ちょっとしんどい。仕事との接点がまったくないのが致命的。