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ブルース・ブラザーズ

気軽に見たせいもあって満足であった。
サングラスをかけ、黒い衣装を纏うベルーシとアンクロイドがずっこけるのが愉快だ。忘れられないのは、今や立派に更生した昔の「仲間」をバンドに誘う場面。



「仲間」の女房が強く反対するのをミュージカル風に描写するのだが、なぜかいつしか、くだんの二人が、この女房のバックで踊っている。こいつがたまらなく面白かった。

マジだけどどこかズレている。このトーンは全編一貫している。

特筆に値するのは警察とのカーチェイスだ。善のために悪をなすのは時にやむを得ないのかもしれない。けれども、逸脱の程度が尋常ではない。教会の資金援助のためのカーチェイスである。その激しさときたら到底言葉にはならないほどだ。構成も演出もぶっとばすような、カーチェイスのためのカーチェイスであった。


ブルース・ブラザーズ  ★★★

製作: ロバート・K.ワイス
監督・脚本: ジョン・ランディス
脚本・出演: ダン・アンクロイド
撮影: スティーヴン・M.カッツ
音楽: アイラ・ニューボーン
出演: ジョン・ベルーシ、キャリー・フィッシャー、ザ・ブルース・ブラザース・バンド、キャブ・キャロウェイ、ジョン・キャンディ、ヘンリー・ギブソン、チャールズ・ネイピア、ジェフ・モリス、レイ・チャールズ、アレサ・フランクリン、ジェイムズ・ブラウン、ツイッギー、キャスリーン・フリーマン、ポール・ルーべンス、チャカ・カーン、スティーヴン・スピルバーグ
by Yasuo_Ohno | 2005-02-02 21:26 | シネマンガ研究会
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