カルメンという名の女

語ろうとして語り得ずにあらず。ただ語る気なきなり。真摯に語らんとすれど、気紛れという名の閃きが物語を破壊す。心地よいモンタージュ、意味をつむぎ出すこともなく、含蓄ある言葉は物語を撹乱するのみ。之をして音楽のごときと言へれども、何故に彼の作品が世に高く評さるるか全く謎なり。



例えば、曰く、彼は上級者なり、文法を破るは上級者の習いなり。しかれども、もし映画に文法なかりせば如何。映画には文法なし。文法とはルール(シンタグム)なり。映画にはルールなく、表現の違いあるのみ。

カルメンという名の女  ★★1/2

製作年:1983年
製作国:フランス
監督:ジャン・リュック・ゴダール
製作:アラン・サルド
脚色:アンヌ・マリー・ミエヴィル
撮影:ラウール・クタール
編集:シュザンヌ・ラング・ヴィラール
衣装:ルネ・ルナール
録音:フランソワ・ミュジー
出演:マルーシュカ・デートメルス、ジャック・ボナフェ、ミリアム・ルーセル、クリストフ・オダン、ジャン・リュック・ゴダール
[PR]
by Yasuo_Ohno | 2005-04-02 12:05
<< ダウンバイロー 嗤う日本の「ナショナリズム」 ... >>