金子勝「粉飾国家」(講談社現代新書)読了。もう一度読もう、というのが読了後の感想。この本をもう一度読むことで、年金問題を理解できる。
どうやら年金は破綻に近い状態らしいことはわかる。一触即発の状況らしい。ここから無事、向こう側へたどりつけるか。間に、団塊世代と少子化の問題が横たわっている。
こういう事態に立ち至った原因が「粉飾」だとする。「粉飾」とはなにか。官僚の姿勢を問いただしているのだ。この本をもう一度読んで、「粉飾」のメカニズムを理解したい。
金子さんは怒っている。怒っていることがひしひしと伝わってくる。渾身の力がこもった「作品」だと思う。