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国家超える「憲法」の実験(EU)

インターネット時代の新聞の値打ちは、「特集」と「コラム」そして「広告」にある。ということで、けさの新聞の特集、「国家超える「憲法」の実験」を面白く読んだ。

国際政治学は、国民国家を単位として、国家間の力学を論じてきた。EUの実験が国際政治学にどういう影響を与えるのか、ワクワクする。EU憲法のもとで、選出されたEU大統領がどれほどの権限をもっているのかは知らん。米国の大統領に対抗できるかどうかも未知数だ。しかしながら、みんなで知恵を出し合って、いい欧州にしていこうという方向性は、まちがっていない。

新聞は、アジアでの実験をも示唆している。アジアでも、欧州モデルを追う流れはできる。50年、100年のレンジで見ればきっとできる。「そう確信して始めるひとがいなければ何も始まらない」。

愛国心を叫ぶのもいい。ただし、排外的で偏狭なナショナリズムと結びついた愛国心はきっぱり不要。前提としての国民国家概念が揺らいでいる現実を直視すべきだ。つまり、国ってなに?、という訳だ。

そもそも「愛」という言葉が気恥ずかしい。センスを疑う。(大野泰男)
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-30 20:58 | 今日の新聞

村上龍「人生における成功者の定義と条件」

昼休み、札幌駅の「旭屋」で本を買いそうになったが我慢した。なのに、帰り際、大通りの「なにわ書房」で買ってしまった。魔が差した、としかいいようがない。

村上龍「人生における成功者の定義と条件」(NHK出版)がそれ。電車の中で、安藤忠雄と村上の対談を読む。

村上と対談しているのは、安藤忠雄、利根川進、カルロス・ゴーン、猪口邦子、中田英寿の5人。対談のあいだに一般のアンケートが挿入されている。「13歳のハローワーク」の延長にある「作品」だそうで。

ちなみに、わが家の坊主は、「13歳」には見向きもしない。「13歳」が悪いのか、坊主が悪いのか、それはわからない。「13歳」は売れたけれども本当に読まれたんだろうか?
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-28 20:56 | 読書の部屋

不倫について

友人の不倫相手と同席したことってあります?ぼくはあります。

He is a doctor. It was in Osaka. We had a good time, having dinner. It is their affairs and none of my business.

不倫は、面倒くさいし、甲斐性もない。また、なんとなく、結局は、修羅場になるイメージ、相手を傷つけるイメージがある。そもそもいまのパートナーを裏切る気がしない。平和な家庭を壊したくない。

I cannnot afford to waste my precious time on love affairs.

不倫を含め、こと恋愛に関しては、ひとのことをとやかくいえない。ひとはひと、自分は自分。友人は友人、ぼくはぼく。

Maybe I am too conservative to be a revolutionalist.
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-27 22:33 | サラリーマンサバイバル日記

アジアのことはアジアで片をつけるのだ

船橋洋一のコラムを読んでいて、嘔吐を催しそうになった。

米国には米国の庭がある。南北アメリカ大陸がそれ。アジアは米国の庭ではない。

米国はアジア主義という言葉を知っているのだろうか。岡倉天心だったかにはじまって、太平洋戦争で聞こえなくなった。竹内好がこれについて書いていた。頭山満と孫文の関係だとか、宮崎滔天のがんばりだとか、福沢の脱亜入欧路線と表裏一体に、日本は、頭はともかく、身体的にはアジアであり続けた。チャイナスクールのパイプは太い。アジアは地理的に近いだけでなく、歴史的にも密な関係だった。

米国は、日本のこうした点を知らないとは思わないが、理解が十分だとは思えない。夏目漱石が漢籍に通じていた事実などどうでもいいんだろう。米国は中国の軍事的脅威を嫌う。中国の脅威を叫んで、日本を米国の世界戦略に巻き込む。おいおい、ピントがずれとるやろが。

船橋のコラムは近代の超克を踏まえていない。漱石の苦しみを踏まえていない。近代主義を所与のものとして、パワーポリティクスの高みに立つ。アジアと日本を分断する。この割り切りが嘔吐の原因だ。

福沢は浅い。浅すぎる。
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-23 20:32 | 今日の新聞

保守思想のための39章

西部邁「保守思想のための39章」(ちくま新書)を読む。思想としての保守主義を手っ取り早く仕入れよう。さすれば、ブッシュや小泉が違って見えるかも知れない。

Bush leads Kerry and it proves Americans' shift from liberalism to conservatism. Bush may be elected again and conservatism would rage in the empire.

What is conservatism?

頭山満に始まる右翼思想は、アンチ近代主義の点で、西部に連なる。近代主義が切り捨ててきたものの中に、よき伝統を見る。西部の「思想」は、国内に限定されない。

It is easy to understand modernism logically. On the other hand, conservatism is beyond expression. It is based upon experience.

共同体を重視する。慣習を重視する。ただし、西部は保守主義の中でも異端らしい。小林よしのりと接点がある。インテリジェンスはともかく、どうして、社会は保守化していくのか、少し興味がある。

Jun-chan devote himself to Bush. He makes a sincere effort to play an important role in the empire.

He behaves himself as a patriot in the empire. Never minds national interests. Therefore, looks like a traitor to his country.
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-22 23:11 | 読書の部屋

自衛隊50年、インテリジェンス/情報力

自衛隊50年「インテリジェンス/情報力」というコラムが面白い。

エシュロンが取り上げられている。米国は、協力しなければ、情報はやらない、という態度だそう。英語圏5ヶ国だけでなく、日本を含む第三国も協力している。

英国の情報機関の内部告発も取り上げられている。彼女は、国連舞台の盗聴が許せなかった。

そして、もちろん、後藤田正晴のインタビュー付き。

でもねえ。おいおい、おおっぴらに取り上げて、ええんかよっちゅう感じです。否、このあっけらかんとした調子がいいのかも。

個人的には、自国とはいえ情報機関に関わりたくないよね。否、否、こういう感覚が消えうせるまで、国民主権を謳うべきなんだ。

こういう話に直に接すると権力に対する防波堤としての憲法の重要さがよ~くわかる。インテリジェンスが重要なのは認めるが。

さて、このコラム、日本の自衛隊のインテリジェンスを指摘。米国の情報力に完全に依存している。自衛隊50年、気合の入ったコラムです。こいつは単行本になるかも知れない。
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-21 23:18 | 今日の新聞

江沢民、引退す

江沢民(78)が引退した。

Jun-chan ignores China. China employs market mechanism in her own way. Another full-fledged dynasty has come after collapse of Qing Dynasty.

ぼくは強い者の味方だから、中国は敵国だとは思っていません。地政学的にいっても、中国を無視できるようなポジションにないですし。

In China, change of governments had been built in as a part of political system every 200 years or so.

欧州は、EU軍の創設に向けて努力している模様。域内で、紛争があったときは、全体で紛争を解決する。国連軍は無理だが、EU軍は可能なような気もする。当然、EUにならって、中国は、アジアの盟主として、域内に経済共同体を創設する。

Jun-chan closed his eyes and China disappeared. He loved America. It was one-sided.
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-20 22:51 | 今日の新聞

プロ野球、死語であったストが見事に復活したのだ

遅ればせながら、プロ野球のストライキについて。
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読売とオリックスは選手会との合意を拒絶しました。確かに読売は名門です。しかし、時代の空気を読み誤っていますよね。

全国ネットで読売の試合放送を垂れ流すことの意味を考えていない。この点に集約されています。これだから、いきなり合併して、プロ野球の枠組みを潰すようなことに平然と与する。選手会が、大義なき合併に対して、ちょっと待て、それは違うだろう、と主張する。これは全くもって正しい。だから世論は強く支持しますよね。

さて、死語であったストライキが見事に復活しました。労使協調の日本的慣行もいよいよご破算か。

組合の幹部もひとごとではない。グローバリズムの嵐が吹き荒れるわが国にセーフティーネットを築くのは、他ならぬ自分たちの仕事なんだと早く気づけよ。少なくとも小泉純一郎は自分の仕事だとは思っていない。
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-20 01:51 | 今日の新聞

現象学は<思考の原理>である その2

竹田青嗣「現象学は<思考の原理>である」(ちくま新書)。続きを読んだ。

目の前になにかがあって、それが林檎であると確信する。これが現象学的還元。客体として林檎があって、それが目に映るとはしない。確信(信憑)こそがキーワードらしい。

資本主義と国民国家の矛盾に言及する。マルクスはばっさり、ポストモダンもばっさり。ポストモダンは、否定のための思想で、建設的じゃないとのこと。ハーバーマスやローティを持ち出して、これまたばっさり。建設的だが、理想主義だと。

で、イデオロギーの次は、言語。観念ではなく、言語を扱う言語哲学のスコラ状態をばっさり。そして次は?

面白いんだけど、ちょっとしんどい。仕事との接点がまったくないのが致命的。
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-19 22:01 | 読書の部屋

ワンピース・パジャマ

3連休初日。家内の運転でポスフールへ行く。10月には寒くなるので、冬支度第1弾。成長著しい次男にワンピースのパジャマを買う。

Right at this moment, he is watching 'One Piece' aired on TV previously.

テレビを録画して、毎日2回ずつ見る。もちろん、レンタル・ビデオも全部見ている。だから、コミックの人物配置とビデオのそれが違っていたりすると「わかる」。コミックの台詞もビデオのそれと違っているという。そりゃそうだろうなとは思う。真偽のほどはわからんが...。

He is the tallest at his age in the school. He needs pajamas with a long sleeves. It may snow next month.

ワンピース、音楽もいい。
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by Yasuo_Ohno | 2004-09-18 18:54 | シネマンガ研究会