難波江和英・内田樹「現代思想のパフォーマンス」(光文社新書)を買った。
我慢できなかった。内田樹「寝ながら学べる構造主義」の興奮をもう一度味わいたかったのだ。取り上げた思想家は、ソシュール、バルト、フーコー、レヴィ・ストロース、ラカン、サイードの6人。どうして、この6人かというと実践しやすい、つまり役に立つからだそうで。 現代思想をツールとして使いこなす!?英米的なアプローチの典型だ。フランス人の反応を聞きたいところだが、現代思想の理解に資する限りにおいて、許す。 で、ソシュールの章では、「不思議の国のアリス」を俎上に載せる。バルトの章では、「エイリアン」を。フーコーの章では、「カッコーの巣の上で」を。レヴィ・ストロースの章では、「『お早う』のコミュニケーション」と題した実践編を用意。ラカンの章では、「異邦人」を取り上げ、サイードの章では、「エム・バタフライ」を取り上げる。 世代を感じるのは、こういう本を前にしたときだ。ぼくらは新人類と呼ばれていた。浅田彰に遅れること数年。ニューアカブームは跡形もなく去ってしまったが、こだわりは残っている。 ところで、浅田はどこへ行ってしまったのだろう。
by Yasuo_Ohno
| 2004-11-16 21:25
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